アカデミックライティング vs. テクニカルライティング

テクニカルライティングに関する情報を提供しているTechWhirl(http://www.techwr-l.com)に「Academic vs. technical writing」という記事がありました。

http://www.techwr-l.com/archives/9803/techwhirl-9803-01003.html#.V4bSQOiLQ2w

 

この記事で書かれている主な内容を紹介したいと思います。

アカデミックライティングとテクニカルライティングの間には、非常に重要な違いがある。
 まず、アカデミックライティングとテクニカルライティングでは、目的や読み手が異なる。アカデミックライティングには、以下の目的がある。
1)知識の賜物を紹介する。
2)研究から得られた結果を紹介する。
3) 結論を紹介する。

また、テクニカルライティングでもアカデミックライティングでも専門用語がふんだんに使われているが、それぞれ専門用語を使う目的が異なる。

一方、テクニカルライティングには、以下の目的がある。
1) 特定の製品またはサービスの使用方法に関する情報を提供する。
 2) 会社の各種業務の作業手順を記述する。

上記の通り、アカデミックライティングとテクニカルライティングでは読み手が全く異なる。アカデミックライティングは、学者または一般人向けに書かれる。なお、機関紙、出版物によって読み手が異なる。一方、テクニカルライティングは、製品またはサービスのユーザー、または企業の特定業務の作業手順などを調査する政府の検査官が読み手になる。テクニカルライティングの書き方は、分野によっても異なる。例えば、ソフトウェアとハードウエアにおいても異るのである。
 
私がテクニカルライターを目指してテクニカルライティングのコースを受講したことがあるが、そのとき思ったことは、アカデミックライティングで普段使っていた多くのテクニックを一旦忘れる必要があるということだった。つまり、全く異なるライティングスタイルのスキルを両方を持つのは難しいと感じたからだ。
 
テクニカル ライターに転向したいアカデミックライター、または学問や教養のある人たちが、必ずしお優秀なテクニカル ライターになれるとは限らない。良いアカデミックライティングのスキルだけでは、不十分である。 学ぶ意欲・能力が最も重要である。テクニカルライティングの求職者をインタビューする上も最も重要なことは、求職者がプロフェッショナルな経験を持たない場合、ライティングサンプルはそれほど重要ではない。学ぶ意欲・能力を見る必要がある。候補者がアカデミックライティングとテクニカルライティングの ライティングサンプルの両方を持っている場合、面接者はライティングの違いを違いを把握しているかどうかを質問すべきである。これは、学ぶ意欲・能力があるか測る方法の一つである。
 
 アカデミックライターからテクニカルライターへ転向したい人へのアドバイスとして、プロのテクニカルライターが書いた多種多様なマニュアルや資料などを精読することだ。テクニカルライティングにどのようなセンスが必要なのか気付いて欲しい。